妊娠線のできるメカニズムを知って妊娠線を予防・解消するための当サイト。
そんな当サイトに先日、「妊娠線予防 アトピー体質」といった検索ワードを経由してこられた方がいたようです。
たしかに妊娠期は普通の方にとってもお肌がデリケートな時期・・・アトピー体質や敏感肌の方は、もっとも注意が必要な時期なんです。
アトピー体質の自分が妊娠線予防で気をつけておきたいのって何?
敏感肌・めちゃくちゃ皮膚が弱い人がやるべき妊娠線ケアは?
そんなユーザーさんを対象に役立つ情報をまとめています。
結果からいうと、アトピー体質の方、敏感肌の方が妊娠線予防でもっとも注意しておきたいのは、できるだけ低刺激な保湿剤でたっぷりと保湿し、真皮層や皮下組織を柔らかく伸びやすい状態に維持すること。
いざという時のために、以下のような本格的な専用クリームをひとつ用意しておくといいですよ!

アトピー体質の方は妊娠線になりやすい!?
まず最初に、アトピー体質やひどい敏感肌の方でも、普通に妊娠線予防や妊娠線ケアを行うことができるのでしょうか?
はい、もちろん妊娠線予防や妊娠線ケアは可能です。
というか普通の方よりも入念に行なってもらいたい…と管理人は考えています。
というのも、普通のお肌が強い方にくらべ、アトピー体質の方やひどい敏感肌の方は、間違いなく妊娠線ができやすいためなんですね。
妊娠線のできるメカニズムについては、こちらの記事、妊娠線を予防するには妊娠線の仕組みを知る!でも詳しく説明していますが、妊娠中期頃から、急激にお腹が大きくなり、出産に向けて皮下脂肪の量が増加します。
こういった体型の変化、体重の増加、皮下脂肪を溜め込むことで、表皮下の真皮層や皮下組織のコラーゲン繊維が裂けてしまったために亀裂やヒビ割れが生じてしまうのです。
残念ながら妊娠期において、ある程度の体重の管理はできますが、体型の変化や皮下脂肪をコントロールすることはほぼ不可能ですよね。
つまり唯一できる対応策としては、そういった体重増加や体型の変化、皮下脂肪を溜め込んだ状態でも、裂けずに伸びる、柔らかく伸縮性の高い皮膚組織に変えてあげることに他なりません。
その際、アトピー体質の方だと幾つか注意しておきたい部分もありますので以下にまとめておきます。
アトピー体質の方が妊娠線ケアをする場合に注意しておきたい事!
ではアトピー体質や敏感肌の方が妊娠線予防や妊娠線ケアで注意すべき部分を紹介します。
まずアトピー体質やひどい敏感肌の方の場合、以下のような特徴があるのではないでしょうか?
アトピー体質やひどい敏感肌の方の特徴
- 体全体が常に乾燥しがち…
- 痒みや湿疹を解消するためにステロイド内服薬や外用薬をつかっている…
- 体全体が常に乾燥しがち…
体全体が常に乾燥しがち
当サイトでは何度も説明していますが、妊娠線ができやすい条件の1つが「乾燥しがちで硬くなった皮膚組織」といわれています。
アトピー体質や敏感肌の方の場合、普通の方にくらべてより入念な保湿ケアが必要です。
新品の柔らかい輪ゴムにくらべ、乾燥して硬くなってしまった輪ゴムはちょっとした力でブチンと切れてしまいますね。皮膚組織においても同じです。
妊娠線ケアにおいて、アトピー体質の方は普通の方以上に保湿に重点を置いて下さい。
痒みや湿疹を解消するためにステロイド内服薬や外用薬をつかっている
妊娠線や肉割れとよばれる皮膚進展線条といった症状は、元をたどれば表皮下の真皮層で生産されるコラーゲン繊維の強度や結合力が不足していることにつながります。
つまりコラーゲン繊維を生成する、真皮層の基質に浮かぶ線維芽細胞が活発に活動できていない…というわけです。
じつは線維芽細胞の働きにステロイド内服薬や外用薬が多少なりとも影響を与えることが明らかになっています。
ステロイド薬に含まれる成分の糖質コルチコイドとよばれる成分は、抗アレルギー作用をもつ一方で、人間の細胞の増殖や成長を抑制する働きが確認されてます。
もちろん一般的なアトピー疾患のレベルで使用するステロイド内服薬やステロイド外用薬のレベルでは、妊娠線に直結するものでもありませんが、長期間、強いステロイド内服薬を続けている場合、比較的、妊娠線ができやすい状態ともいえます。
アトピー症状の悪化の場合は仕方ありませんが、妊娠線が気になる中期~臨月までの期間は極力、ステロイド内服薬は控えておいた方が無難だといえますね!
湿疹による痒みか妊娠線の前兆なのか分かりづらい!
またアトピー体質や敏感肌の方の場合、慢性的な皮膚疾患を抱えている方も多く、常にどこかに湿疹や肌あれが存在していることが一般的です。
妊娠線や肉割れのできる予兆や前兆は、真皮層の亀裂や断裂が痒みとなって現れるのが一般的です。
普段から湿疹や肌荒れができている方は、こういった妊娠線や肉割れの前触れを表皮の問題だと見逃してしまうケースが多いようです。
どちらにしても、痒みがある場合は表皮や真皮層の潤いが足りていないということ。妊娠線予防にしても湿疹や肌荒れにしても、放置せず早めの保湿ケアを開始しておきましょう。
アトピー体質や敏感肌の方にお勧めの妊娠線ケアとは?
というわけで、アトピー体質やひどい敏感肌の方が妊娠線ケア・肉割れケアで注意しておきたい部分を以下にまとめておきます。
自宅でのセルフケアの場合、何らかの妊娠線クリームや肉割れ解消オイル等を利用するのが一般的ですが、以下の部分には人一倍注意しておきましょう。
- 刺激が少ない成分で構成されている
- できれば天然由来の成分が中心
- 国産にこだわって生産されている
- 保湿成分の浸透力が高く、真皮層のコラーゲン生産を促進する
刺激が少ない成分で構成されている
まずアトピー体質や敏感肌の方にとって、もっとも注意してもらいたい部分はこちらです。
様々な妊娠線クリームや肉割れ解消オイルが販売されていますが、購入前に成分内容をじっくりと比較して下さい。
とくに海外製のミネラルオイル等には刺激の強い成分が多量に含まれているケースが多々あります。いくら妊娠線予防の効果が大きくても、配合成分が肌に合わずに赤みや腫れ、痒みを引き起こせば継続的に使用できませんね。
まずは低刺激という部分を重視して選んでみると良いかもしれません。
できれば天然由来の成分が中心
お腹の赤ちゃんを一番に考えた場合、アトピー体質や敏感肌にかぎらず、妊娠中の方であれば誰でも天然由来の商品の方が安心ですね。もちろん刺激も少ないのは言うまでもありません。
妊娠線専用の商品、マタニティブランドの商品の多くは、そういった部分に注意して製造されていますが、中にはそうでない商品があるのも事実。
自分の妊娠線だけでなく、赤ちゃんにとって優しい成分の商品を選びたいものです。
国産にこだわって生産されている
某口コミサイトで評判の妊娠線クリームの中にも、効果はあるけど海外製は刺激が強い…といった意見も目立ちます。
そもそも海外製の商品は、繊細な日本人女性をターゲットにした商品ではありません。肌質によっては刺激が強かったり、効果が実感できなかったりするのは当然かもしれません。
アトピー体質や敏感肌の方であれば、なおさら国内ブランドの商品、国内生産の商品を選んでおきたいものです。
保湿成分の浸透力が高く、真皮層のコラーゲン生産を促進する
もちろん妊娠線予防効果、解消効果が大きな商品を選ぶことも大切です。
商品によって価格も様々ですが、多少の金額差よりも妊娠線予防効果、解消効果が大きな商品を選んだ方が後悔しないはず。
単なる保湿成分だけでなく、真皮層に直接栄養を届けることのできる商品がお勧めです。
例えばビタミンC誘導体やシラノール誘導体といった独自の成分を配合している予防クリームも数多く販売されています。
お肌との相性をみるために、まずは1ヶ月分程度の少量から購入して試してみるのがポイントですね。
アトピー体質の方にもおすすめしたい、肉割れクリームの定番を以下にまとめています。参考にどうぞ!
